MSN産経ニュース SANSPO.COM ZAKZAK iZA! FBi
ENAKってどういう意味? | お知らせ | 新聞バックナンバー購入 | 問い合わせ | リンク・著作権 | MOTO | MSN産経ニュース
全組の記事インデックス花組の記事一覧月組の記事一覧雪組の記事一覧星組の記事一覧宙組の記事一覧専科の記事一覧
轟悠の男役カレイドスコープ(5)
「KEAN」を終えて
   大阪夕刊 by 平松澄子
今年の夏はホントに暑かったですね。私は先月、東京・日生劇場公演「KEAN(キーン)」と格闘して、4キロほどやせました。もっとも、公演中はたいてい2?3キロはやせるし、昨年の「オクラホマ!」のときはダンスもあったのでもう少し減ってしまい、あわてましたけれど。

実在の天才的なシェークスピア役者のキーンは、これまでにない難役。公演の初めのころは「やらなくてはならない!」という緊張感が大きかったんですが、1週間ぐらいたつと、「やりたいな、自分でキーンを楽しみたいな」と気持ちが変わってきました。いまだに理解しがたい人物ではあるんですが、キーンを通して私のいろんな面が見ていただけたのではないか、と思っています。

公演途中の9月8日には、CSデジタル放送の「タカラヅカ・スカイ・ステージ」の開局5周年を記念したスペシャルイベントが、隣の東京宝塚劇場で開催されて出演しました。「KEAN」が2回公演のあとだったので、体力的には大変でしたが、同期の真琴ちゃん(つばさ=元月組トップ)が司会をして、懐かしいOGさんたちと久しぶりに会えたし、東京で公演中の宙組の皆さんも加わって、楽屋ではわいわい盛り上がって楽しかったです。

「KEAN」を終えた今、ひと息ついて思うのは、とても貴重な体験時間を与えていただいたということです。難しかったけれど、おもしろい作品をやらせていただいて、私自身の刺激にもなりました。また、星組の共演者たちとお稽古場から共に苦しんで、創りあげた作品になったことがよかった。舞台は共演者やお客さまたちと一緒に楽しめている、と思えるときが最高ですね。

それにしても、宝塚って何でも取り込めるところが不思議ですよね。それぞれの専門分野では秀でた方がいるけれど、すべてを合わせてできるのは宝塚の舞台しかない。作品も次々に新作を発表し続けているのはほかではありません。改めてすばらしいことだと実感しました。




携帯版SUMiRE STYLE スミレモバイル登場

産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
Copyright(C)2007 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.

ここは宝塚記事のページです


携帯で読むSUMiRE STYLE