雪組「君を愛してる」「ミロワール」東京公演

水夏希＆白羽ゆり　一問一答

2008/2/16 　速報

宝塚歌劇雪組「君を愛してる−Je t'aime−」「ミロワール〜鏡のエンドレスドリームズ」東京公演初日の16日、公演に先立って舞台けいこが行われた。けいこの後、東京宝塚劇場でトップスター、水夏希と娘役トップ、白羽ゆりが記者会見した。

一問一答は以下のとおり。

白羽ゆり　久しぶりのハッピーミュージカルということでとても楽しく、千秋楽までがんばっていこうと思っています。ショーのほうも宝塚らしい華やかなものになっていますので、ぜひ東京のみなさまに、一緒に楽しんでいただきたいなと思います。

水夏希　（いまの）雪組にとりまして初めてのオリジナルミュージカル二本立てでございます。宝塚大劇場でも（生徒）ひとりひとりが自分と向き合いながら、そしてお客さまと向き合いながら、作り上げてきた作品です。東京でもみなさまと新しい“空気感”で楽しんでいきたいなと思っています。千秋楽までどうぞよろしくお願いいたします。

−−トップとして初めてのオリジナル作品。みどころは?
水　（前公演の）「エリザベート」とは正反対のハッピーミュージカルなので、私たちにも、とまどいがありましたが、作っていくほどにみなさまの反応が手に取るように、じかに伝わってきました。私たちが楽しんでやればやるほど、お客さまにも楽しんでいただけるのではないかなと信じてやっていきたいと思います。見所はトート（「エリザベート」の主人公）と違って二枚目半というか“2.8枚目”ぐらいの、私の新しい魅力を、みなさんにごらんいただけたらなと思います。

−−いまの雪組は?
水　盛り上がっています。実に盛り上がっています。東京にきましたところ楽屋に、たぶん星組さんが置いていったと思うのですが、「ナンバーワンよりオンリーワン」っていう掛け軸のようなものが飾ってあって、あ、星組も盛り上がっていたな、負けないぞと思っています。大劇場では、自分が出ていない場面も全員が見て、話し合って、一緒に作り上げるいう状態でした。全員がひとつになる。それがお客様に伝わり、お客さまもひとつになって、楽しんでいただけたら。雪組は、千秋楽までに、ものすごいことになると思います。こうご期待。

−−白羽の魅力は?
水　「エリザベート」で演じたエリザベートは、本人の性格と違うところがあったと思いますが、今回の「君を愛してる」のマルキーズという役は、となみ（白羽の愛称）にとても近い。がんばっているところとか、みんなを引っ張っているところとか。等身大の役だから楽しそうですね。

白羽　私は毎日、お芝居「君を愛してる」のラストで（水から）「君を愛してる」っておっしゃっていただいていますが、毎日新鮮です。お客さまの醸し出す空気感も違うし、私たちの空気感も違うわけですが、それよりも（主人公の）ジョルジュを演じる水さんが、毎回新鮮なんです。毎日とても幸せです。

−−ゴスペラーズら外部の才能が、芝居にもショーにもたくさん入っているが
水　音楽に関しては（「君を愛してる」の音楽を担当。「SHOCK」などのミュージカルの音楽をてがけてきた）長谷川（雅大）先生にはものすごく刺激されました。テンポですとか歌い方ですとか。ものすごく細かくご指導いただきました。このほうが盛り上がるよねって自分たちが思っても意外と「この曲はシャッフルだからもう少しゆっくりのほうが、重みが出る」といわれたり。毎日緊張感をもって挑戦しています。

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