The name of タカラジェンヌII 宙組 花影アリス
花の影に隠れているアリスのイメージで
2008/3/24
産経新聞大阪夕刊 by 平松澄子
『不思議の国のアリス』のアリスが小さくなったとき、お花の影に隠れているイメージでつけた芸名という。

「小さいころから大好きなお話。覚えてもらいやすいと思って」
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成長著しい可憐な娘役のホープ。新人公演でヒロインの白洲正子を演じた「黎明の風」の東京宝塚劇場公演が、4月4日から始まる(5月18日まで)。新公のヒロインは4回目になるが“長”として下級生をまとめる立場は初めて。
「自分には重くて。最後のあいさつが終わったときに泣いてしまったほど、今回が一番感動しました。(東京では)正子さんらしさをもっと追求したいですね」
本公演では女性記者ポーラ役だ。
小学校6年の時に初めて見た「虹のナターシャ」にハマって受験スクールにかよい、中学卒業時に1回で音楽学校に合格。「プラハの春」で初舞台を踏み、宙組に配属になる。当時の娘役トップ、
花總まりに似ていると評判だった。
「とても光栄なことです」
早くから大きな役に恵まれ、新公初ヒロインは平成16年「ファントム」のクリスティーヌ役。バウホールの初ヒロインは18年「UNDERSTUDY」のハーミア役。「怖いモノ知らずで無我夢中でしたが、楽しんでがんばりました」
昨年は初めて外部出演したブロードウェー・ミュージカル「ALL SHOOK UP」でヒロイン、ナタリー役を好演した。
「その経験から改めて、宝塚の娘役は男役さんの魅力を引き立たせるような相手役でありたいと思いました。今一番、私がお勉強しなくてはと思うのはお芝居。宙組はこれまで悲劇が多いので、明るいミュージカル、『雨に唄えば』のキャシーのような役が好きです」
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