月組「ME AND MY GIRL」東京公演 始まる
瀬奈じゅん 会見 「ただ心が通い合った良い芝居を」
2008/5/23
速報
稽古後の会見での瀬奈じゅんの一問一答は以下のとおり。
瀬奈じゅん 千秋楽までよろしくお願いいたします。
−−東京公演を迎えて改めてこの作品について
瀬奈 宝塚大劇場で1カ月半公演してまいりまして、「ME AND MY GIRL」は、お客さまがいらしてはじめてできあがる作品だと痛感しました。東京公演では、さらにお客さまに参加していただいて、いっそうハッピーな作品になればいいなと思っています。
−−ビルという人物は? 小道具もたくさん使いますね?
瀬奈 確かに(帽子を回したり)小道具を使いこなすことは課題でしたが、小道具に助けられた部分もたくさんあります。楽しんでできましたし、よい勉強になりました。ビルは、サリーのことを大切に思い、誠実で、サリー以外のことは考えられないというまっすぐな人。人間が大好きで、つねに人の輪の中に飛び込んでいく大胆さが魅力です。
−−大劇場ではアドリブも出ましたが、東京でも?
瀬奈 出てくることを自分でも期待しています。
−−この作品が月組にとって歴史的財産であると感じるか?
瀬奈 はい。痛感しています。

−−歴代の主演者たちを参考にしたか? メークがいつもと違うようだが
瀬奈 メークはいつもより華やかにと心がけました。セットがパステル調だったり、とても華やかな舞台なので。初演、再演の方々のお芝居は拝見して、参考にすべきところはさせていただきました。良いところは伝統という意味で受け継ぎたいですから。ただ、いっしょに舞台に立つのは今の月組のメンバー。そのことも大切に考えました。この人がマリアを演じるから、こういうジョン卿になる。この人がサリーを演じるならこういうビルが合うだろう。模索をしながら、自分なりのビルを作りました。

−−この公演で退団する彩乃かなみと何か話したか?
瀬奈 彩乃が退団することをもっと意識するかと思っていましたが、そうでもなく、ただ最後まで役の2人として、良い芝居を−−心が通い合った良い芝居をできればいいね、ということを話しました。
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