SUMiRE STYLE  宙組東京公演 STAGE GRAPH
宙組東京公演

 

旧友ロベールに捕らえられたピエールは、意外な人物の前に引き出される。ヨランド王妃(邦なつき)だ。政界のフィクサーと目されている王妃の口からは意外な言葉が飛び出す。ジャンヌを助けるよう幽霊騎士を遣わしたのは自分だと。そして、その幽霊騎士が覆面をはずす。その正体は生き別れた父親だった。そして、王妃はピエールに罰を与えるという。その罰とは-。「ジャンヌと結婚せよ。女の良心という牢獄に一生につながれるのだ」。王妃は続ける。「自分もかつて身分違いの恋に苦しんだことがある。みごもった赤ん坊を手放したことが」。王妃はピーエルに慈愛のまなざしを向けてつぶやく。「あの赤ちゃんがこんなに立派に成長して…」。そこにトマたちがやってくる。親衛隊の制服に身を固めて。そう。ロベールによる逮捕も実は、ジャンヌとピエールを結婚するため、王妃以下、トマ、ロベールらが力を合わせたお芝居だったのだ。

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宝塚歌劇団宙組東京公演
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