「1914/愛」 宝塚グランド・ロマン
「1914/愛」
作演出/谷正純

そして、もうひとの客が。アデル(檀れい)。アリスティド(湖月わたる)は、例の酒場の主人としての啖呵を切る。「この金のない、客め、この店いちばんの売り物はなんだかいってみろ!」アデルは精いっぱいの思いを込めて「アリスティドの歌」とこたえる。そんなアデルのためだけにアリスティドはうたい始める。「夢は、見続けてこそ夢」。ふたりの心は、やっとはっきりと重なり合う。