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宙組トップスター 大和悠河に聞く
熱く翔ぶ 宙の王子様!
6月16日(土) 文・平松澄子/写真・山田哲司
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宙組が誕生して10周年の節目に就任した4代目のトップスター。宝塚大劇場でのお披露目公演「バレンシアの熱い花」「宙 FANTASISTA!」が22日から始まる。

たにちゃんスマイル 「主演男役に正式に決まったときはうれしかったです。不安はいっぱいありますけれど、目標にしてきたことですから。宙組は一番新しい組。これまでひとつになるために尽力してこられた先輩方に感謝して、さらに宙高く飛んでいけるように取り組んでいきたい」

アイドル性豊かなキュートな小顔が、キリッとした“トップの表情”になった。

★ ★ ★

「バレンシアの熱い花」は19世紀のスペイン・バレンシア地方を舞台にした復讐(ふくしゅう)と恋の物語。31年前に榛名由梨主演で上演された名作の再演になる。

「私の演じるフェルナンドは、殺された父親の復讐のために、遊び人を装って時を待っているという、“スペイン版ハムレット”みたいな役。榛名さんともお話ししたんですが、いい作品だから安心してやればいい、といっていただきました。どっぷり宝塚って感じの見せ場がたくさんあるので、お客さまも楽しんでいただけると思います。再演だけれど“大和フェルナンド”をちゃんと作り上げられるようにがんばります」

ショーは宙組10周年を記念した内容。

「宙にビッグバンが起こって王子が生まれ、宇宙の星をめぐり太陽になって戻ってくるというストーリー性のあるショー。♪限りない無限の可能性を秘めた宙…という歌もあって、新生宙組のエネルギッシュさを見ていただきたいです」

公演詳細は公式サイトをご覧くださいこのところ、“ハンカチ王子”“ハニカミ王子”…など王子が花盛りだ。

「わぁー、そうですね、ブームにのっかるといいですねぇ」と“宙の王子”の笑顔がはじけた。

相手役の娘役トップは、星組から組替えになった陽月華(ひづき・はな)。現代的でフレッシュな新時代のトップ・コンビである。

「彼女とは『雨に唄えば』(平成15年、東京・日生劇場公演)のときに、タップを一生懸命やっていた仲。今年『A/L(アール) 怪盗ルパンの青春』で初めてコンビを組んだとき、お客さまに“お似合いだよ”といっていただきました。宝塚の娘役ってことをあまり意識せずにできる相手役だと思います」

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ここは宝塚記事のページです
やまと・ゆうが 東京都文京区出身。中学卒業後、宝塚音楽学校に入学。平成7年「国境のない地図」で初舞台を踏み、月組に配属される。9年「ELDORADO」で新人公演初主演、10年「シンデレラ・ロック」で宝塚バウホール公演初主演。15年に宙組に組替え。同年の東京・日生劇場公演「雨に唄えば」、宝塚歌劇創立90周年の16年には星組での特別出演が続いた。

17年からは宙組の2番手スターとして多くの作品を支え、今年2月に退団した貴城けいのあとを受けてトップに昇格。デビュー作は3月の大阪シアター・ドラマシティ公演「A/L 怪盗ルパンの青春」。

「バレンシアの熱い花」「宙 FANTASISTA!」の宝塚大劇場公演は22日〜7月30日。東京宝塚劇場公演は8月17日〜9月30日。


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