会見概要 | 関係者発言 | 演出家、三木章雄発言 | 瀬奈じゅん&彩乃かなみ発言
宝塚歌劇団は1日午後、東京都内のホテルで記者会見し、月組「ME AND MY GIRL」(脚色・演出、三木章雄)の制作を発表した。13年ぶりの再演。
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「ME AND MY GIRL」ポスターイメージ(宝塚歌劇団提供) |
「ME AND MY GIRL」は、1937年ロンドン初演のミュージカル。86年にブロードウェーに上陸。翌87年、宝塚が日本で初めて上演した。演じたのは月組。当時のトップスターは、剣幸だった。好評ぶりは“剣月組”は翌88年にかけて中日劇場公演をはさみ、大劇場と東京宝塚劇場でもう一度上演したほどだった。ついで95年、こんどは天海祐希の月組で再演。これは天海の退団公演になった。その他96年には久世星佳の月組が中日劇場公演をするなど、月組の定番作品になっている。
この日の会見には、主演コンビの瀬奈じゅんと彩乃かなみらが出席。月組定番作品を演じる機会にめぐりあえたからか、ふたりとも感無量のようすで、瀬奈は「(めぐりあえた)運の良さを喜んでいます。ただハッピーなミュージカルで終わらせるのではなく、(主人公の)ビルの人生を演じたい」と、しみじみ語った。彩乃は「主人公のふたりを通じて、彩乃かなみと瀬奈じゅんさんの2人のきずなというものをお客様に伝えられるようがんばりたい」と、言葉を選びながら話した。

初演時からこの作品とかかわっているという演出の三木は「前回95年は阪神大震災の後でしたが、初日に観客も生徒も明るい顔を見せてくれ、演劇には人の心を支え、豊かなものにしてくれる力があることを感じました。今回も人間のすばらしさを音楽、ダンスなどトータルに伝えられるようがんばります」と意欲を示した。
また「ランベス・ウォーク」という歌をうたう場面では生徒たちが観客席までおりてくる演出だが、今回は初舞台生も出演することから2階席まで生徒たちが登場するようにしたいとの考えも明らかにした。
公演は来年3月21日から5月5日まで宝塚大劇場、同5月23日から7月6日まで東京宝塚劇場で。大劇場の初日前にはも「ME AND MY GIRL前夜祭」というイベントも予定している。
なお、初演時以来公演を協賛している
UCC上島珈琲(本社・神戸市)が今回も協賛(今回はUCCグループ企業でギフト販売のシャディも協賛)。UCCの商品購入で計800組を招待するキャンペーンを展開する。
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