退団会見では「少しホッとしました。心から幸せです」と心境を述べ、「こんなにも愛されて」の歌を贈られたことについては、「歌詞が今の気持ちにぴったり。ホントにうれしいです」と答えた。また、思い出の作品については「やはり、コンサートの『I GOT MUSIC』が、私の中で大きく変わった公演でした。それと、『落陽のパレルモ』の大劇場公演中に足を痛め、初めて手術をしたあとの東京公演がつらかった。サヨナラショーで主題歌を歌ったとき、その思い出がよみがえりました」と話した。しかし、退団後については、「東京公演の最後まで歌劇団の生徒として卒業します。それからは、仕事に限らず、私が進みたいと思う道を選んで、歩いていきたいと思っています」と明言しなかった。
春野は東京都狛江市出身で平成3年入団。端正な容姿と抜群の歌唱力で早くから注目され、花組一筋に歩んで14年に花組トップに就任。近年では長い5年にわたってトップをつとめた。東京公演は11月16日から始まり、千秋楽の12月24日を最後に歌劇団を退団する。
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