星組東京公演始まる
安蘭けい 会見一問一答
2008/1/2
速報
安蘭けい みなさま新年あけましておめでとうございます。年明けのお忙しいところ、ようこそおいでくださいました。星組、きょうから2月11日までがんばりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
−−悪を演じる苦労は?
安蘭 悪を演じるのは、ほんとうに楽しくって。どんどん、どんどんエスカレートしていくんです。宝塚にはないタイプの主役なので、それをいかに受け入れていただけるかが課題です。宝塚大劇場ではみなさんとてもよろこんでくださり、悪役なのに同情してくれるような役になりました。東京ではまた、同情していただけるのかもしれませんが、同情よりもむかつくほど憎んでもらったほうがいいのですが。まあ、主役なので、なかなかそこまではいかないかもしれませんけれど、気持ちよく、もっとエスカレートしていきたいと思います。
−−レビューのタンゴについて
安蘭 見せ場はおじいちゃんとおばあちゃん(安蘭と相手役の遠野あすかが老夫婦にふんする場面のこと)なんですけど! それはともかく、レッスンの場面(第15場)が難しくて。どういうふうに見せていけばいいのかと大劇場では悩みながらやりました。お客さまにも参加していただけるように最初はやっていたのですけれども、東京では、かけあいを楽しくやりたいです。私たちも楽しいのでお客さまにも楽しんでいただけるように、踊りたいと思います。
−−振付師のオスカル・アライスさんからのアドバイスは?
安蘭 タンゴは足の運びなどが難しいのですが、今回は私が思っているようなタンゴとは違った、コンテンポラリーな、バレエ的なダンスでした。
オスカル先生からは心情、内面を踊るようにとご指導いただきました。先生のおっしゃるニュアンスも難しくて。言葉が通じないこともありましたし。でも、みんな一生懸命、先生の言葉に耳を傾けて、少しでもニュアンスをくみとれるようにがんばりました。難しいです。
−−お正月からの公演ですが
安蘭 舞台稽古が昨年12月30日に終わって、2日間のお正月休みでした。この2日間はあっという間でしたが、すごくお正月気分を味えまして。きょう仕事に復帰できるかけっこう心配でしたが、やはり舞台に立つと気持ちが引き締まります。お正月の陽気な空気の中で今年も“がんばるぞ的”に引き締まる。舞台人としてはとてもすばらしい年明けを迎えられたかなと思っています。
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