花組　制作発表 愛　どう表現できるか　楽しみ！ 会見に出席した花組トップコンビ、春野寿美礼（右）とふづき美世＝東京都港区内のホテル 宝塚歌劇団は１２日午後、東京都内のホテルで花組「ミュージカル・ロマン『Ｌａ　Ｅｓｐｅｒａｎｚａ』−いつか叶う−」（作演出・正塚晴彦）「レビュー・ファンタジア『ＴＡＫＡＲＡＺＵＫＡ舞夢』」（作演出・藤井大介）の制作発表を行った。 会見には、花組トップコンビの春野寿美礼、ふづき美世、特別出演の水夏希（宙組）、霧矢大夢（月組）ら出演者のほか、スタッフ、関係者が出席した。水と霧矢はともに花組出身。 「Ｌａ　Ｅｓｐｅｒａｎｚａ」は、ブエノスアイレスを舞台にしたラブロマンス。会見に出席した作演出の正塚は、「宝塚には宝塚にはしかつくれないドラマがあり、今回もそういう色彩を感じていただけるような、切なくも美しいものに仕上げたい」と抱負を語った。 会見に出席した霧矢大夢、ふづき美世、春野寿美礼、水夏希（左から）＝東京都港区内のホテル 「ＴＡＫＡＲＡＺＵＫＡ舞夢（まいむ）」は、ギリシャ神話から題材をとったレビュー。世界的な振付家、アダム・クーパーによる振付を予定しながら、日程の調整がつかずに実現しなかった（関連記事：アダム・クーパー氏　招へいを中止）ものの、元Ｘ　ＪａｐａｎのＹＯＳＨＩＫＩが「世界の終わりの夜」（仮題）という歌を書き下ろすという新しい話題が提供された。トップスター、春野寿美礼は、かねてよりＸ　Ｊａｐａｎのファンといい、「いつかはご一緒に仕事ができたらと思っていましたが、こんなに早く夢が実現してびっくり」と張り切っている。 会見場には天野喜孝によるポスターの原画も展示されていた＝東京都港区内のホテル また、先行予告用のポスターデザインを画家、天野喜孝に依頼した。天野はゲームソフトのイメージ設定から舞台美術まで幅広く活躍。パリのルーブル美術館でギリシャ神話にまつわる彫刻、遺跡などを実際に見てイメージを固めたという。 「ＴＡＫＡＲＡＺＵＫＡ舞夢」で全知全能の神、ゼウスを演じる春野は「神の世界のみならず、人と人とが接することの根底には愛がなければいけない。その愛をどのように表現できるか、自分で楽しみにしています」と、力強く抱負を語った。 会見後、春野ら４人は「ＴＡＫＡＲＡＺＵＫＡ舞夢」の主題歌「舞夢　世界の始まりの朝に」を披露した。 公演は宝塚大劇場が８月13日−９月２７日。前売り開始は７月１０日。東京宝塚劇場が１０月１６日−１１月２１日で、前売り開始は９月１２日を予定している。 ●会見全文 ＞＞　会見全文　トップコンビ ＞＞　会見全文　特別出演者 ＞＞　会見全文　スタッフ・関係者		5月12日［火］ ｂｙ　ENAK編集部 ●連載　産経新聞における主な宝塚関連連載記事は次のとおりです。 ・東京本社が発行する毎月第１、３月曜日朝刊の「ザ・タカラジェンヌ」 ・大阪本社が発行する毎週土曜日夕刊の「すみれの園を創る人たち」 ・大阪本社が発行する夕刊では、毎月不定期火曜日に大判の写真をあしらった連載「タカラヅカ９０ｔｈ　きらめく星たち」も。 ●番組表　東京版朝刊ＴＶメディア面のＢＳ・ＣＳ欄にはＣＳチャンネル「ＴＡＫＡＲＡＺＵＫＡ　ＳＫＹ　ＳＴＡＧＥ」の番組表と解説を毎日掲載しています。 ●ＯＧ関連記事　演劇一般など、それぞれ活動のジャンルごとに掲載しています。 ●ENAK編集部 ●編集局文化部