|
|
[1]スライゴ 女神のブレスト
[2]ドネゴール 海の幸 自慢の一杯
[3]ドネゴール エンヤの故郷
[4]レタケニー 禁煙の国にて
[5]ダブリン タラの丘
[6]英リバプール ビートルズの故郷
|
N56号
ドネゴール・タウンやスライゴ・タウン近辺の国道は、EUの、スライゴ、ドネゴール支援の一環として建設された。1980年代、アイルランドはケルティック・タイガー(ケルトの虎)と称えられるほどの経済成長を遂げた。失業率は現在でも4〜5%を維持。当時は外資誘致にも積極的で、主に米国、日本、英国、ドイツ、フランスに対しては法人税を無料にするなどの歓迎ぶりだった。
沿道には黄色の花をつけた木々が目につく。西洋エニシダ(Gorse)だ。カキと同じくこちらも日本のエニシダよりもずっと大ぶりで、南仏では香水や染料の原料として利用されているそうだ。白い花をつけるナナカマドやサンザシなども咲き乱れる。また、背の低い枯れた枝木のような植物もよく見かける。ヒース(Heath)という名の植物で、日本ではエリカと呼ばれる。秋には小さな濃いピンクの花をつけ、野が一面、燃えるように染まるという。
|
スリーブリーグ(Slieve League)
海抜約600メートルの石の山、スリーブリーグ(Slieve League)。取材バスで、海抜300メートルほどの地点までいけ、そこから徒歩で、頂上を目指した。 中腹までは石段があり比較的のぼりやすい。そこからも獣道のような小道が何本も完成されており、健脚な人なら休憩をとらずとも、20分ほどで頂上の高さにまでたどりつけるだろう。もっとも、休憩をとりたい気分にはならないだろう。放牧されているヒツジのふんが至るところに転がっているのだ。強い日差しに汗がにじむ。土の温度も高く、日差しを避ける場所はない。そんな中で足を止めると、ふんに蒸されているような気分になる。頂上から断崖を見下ろしたが、風の強い日は吹き飛ばされる危険もあるので、注意が必要とのこと。片岩、片麻岩、石英などからなる変成岩が堆積した石の山なので、落石も気がかりだった。 |
ガーデニングと泥炭層 日本でもガーデニングブームだが、アイルランドは習慣化している。本場、英国の影響も強いが、植物が育ちやすい穏やかで暖かい気候もガーデニングに適しているようだ。ただ、国土の14%を泥炭層が占め、限られた植物しか育たない土壌もある。
一方で、泥炭層はアイルランドの恵みでもある。 ブロック状に掘り起こし、夏が終わるまで天日に干せば、炭となって燃料になる。今でも多くの家庭がこの泥炭燃料を暖炉にくべて、暖をとっているそうだ。西海岸沿いや内陸部に集中する泥炭層だが、取材中も多くの場所で天日干しの光景を目にした。また、アイルランドの川が黒く見えるのも雨水が、タンニンの多く含まれた泥炭層をくぐるためだという。ギネスビールの誕生の地であるだけ「川までギネス?」と驚くほど黒褐色なのだが、においもなく、川底が見えるほど澄んでいるため不潔なイメージはまったくない。
|
ジェイムズ流アイリッシュコーヒー 1.グラスは温めておく
*最後にトッピングする生クリームが沈みにくいように
2.グラスにスプーンで2杯半、黒砂糖を入れる
*必ず、黒砂糖を使用。上白糖などは風味を損なう
3.落としたてのコーヒーをグラスの6分目ほどに注ぐ
4.ウィスキーをシングルの量(97ml)で注ぎ、棒で混ぜる
5.さらに少量のコーヒーを加え、最後に生クリームをグラスのふちまで盛りつける
ジェイムズは、ウイスキーに「ブッシュミルズ(Bushmills)」という銘柄を使用。他にも「ジェイムソン(Jameson)」などもあるが、アイリッシュコーヒーのまろやかさを引き立てるのに、いちばん適しているそうだ。
アイリッシュコーヒーの発祥は、アイルランド西部の空の玄関、シャノン空港だという。飛行機を待つ客が寒さに耐えかねてコーヒーにウイスキーを流し込んだのが始まりだという。
|
 |
取材協力
●アイルランド政府観光庁

●ヴァージン・アトランティック航空

●bmi航空
 |
 |
|
機材協力
●ペンタックス

|