||30日にはライブも
今月30日には東京・麹町のTOKYO FM HALLでMJQを従えてのライブが予定されている。リハーサルは前日に1度行うだけ。
「自己練習をうんとしなくては」と平賀は気合いを入れる。
対するマシューズは「ふだんとの違い? 5人が6人になることかな」と余裕しゃくしゃくだ。

「どんな曲をどう料理してくれといわれるかわからないのがプロの編曲家だ。どんな状況にも対応できなくてはならない。なあに音楽の基本は12音で、あとは楽器の音色が異なるだけ。それをいかに組み合わせるか。それでだれかに何かを感じ取ってもらえるものを作れればいいだけだよ」
頼もしい限りだ。平賀も横でニコニコしている。
ただ、マシューズ、どんどん多弁になる。
「よい編曲家はどんな音楽だって分析できる。演歌の編曲だってやってもいい。私なら10曲も聴けば一般的に演歌で使われるサウンドが分析できる」
演歌に関する知識は、しょんべん横丁あたりで収集しているのではないのかとつっこんでみたら「いや、日本語の先生から聴かせてもらった」と、またうんちくを披露し始めた。
サケを愛し、日本人以上に日本が好きで、しかし、しっかりとしたモダンなジャズを聴かせるマシューズ。一方、演奏家の一員としての心構えを忘れない平賀。
こんなふたりがCDではどんなふうにバカラックを調理しているか。そしてライブではCDをさらに超えて、どんな音楽を聴かせてくれるのか−−。
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Close to Bacharach
MTCJ-3044 ¥2,800(税込み)
- Raindrops Keep Fallin' On My Head
- Do You Know The Way To San Jose
- Alfie
- The Look Of Love
- Wives And Lovers
- A House Is Not A Home
- Arthur's Theme (Best That You Can Do)
- God Give Me Stremgth
- I'll Never Fall In Love Again
- This Guy's In Love With You
- That's What Friends Are For
Vocals : 平賀マリカ
デビッド・マシューズ(p)、ルー・ソロフ(tp)、アンディー・スニッツァー(ts)、チャーネット・モフェット(b)、ビクター・ルイス(ds)
●平賀マリカ 公式サイトはこちら
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