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津軽三味線の上妻宏光 津軽三味線の上妻宏光
津軽三味線の上妻宏光が新作アルバム「蒼風」(EMIミュージック・ジャパン)を発表した。全国津軽三味線競技大会で史上最年少(15歳)優勝を果たした天才は、伝統を守りながら常に新しいことに挑戦を続けている。10月5日から東京公演が始まる宝塚歌劇「MAHOROBA--遙か彼方YAMATO」への楽曲提供もそうだ。上妻に話を聞いた。
日本の音楽を聴いてこそ、海外に出てアイデンティティーをもてるのです。

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上妻宏光インタビュー[1]
||宝塚歌劇に三味線の音が合うのか?
「MAHOROBA」は、OGの謝珠栄作が初めて1作まるまる演出と振り付けを担当したショーだ。天地創造から八百万の神々の誕生、YAMATO国の英雄オウス(瀬奈)がクマソや東国遠征の果てに倒れ、白サギとなって甦るまでを、エネルギッシュな踊りの連続で見せる。 上妻は、剣舞を踊る第8場「吹雪」のシーンに音楽を提供している。

−−「MAHOROBA」の仕事の依頼があったときは
うれしかったです。映像作品を含めて、こういう伴奏音楽は初めてでしたから。ただ、通常はオーケストラが伴奏している印象が強い宝塚歌劇に三味線の音が合うのかは、すごく考えましたし、不安もありました。

−−多重録音で三味線の重奏にしてあるが
不安の一方で従来の宝塚歌劇のイメージを壊さず、新しい風を吹き込んでみたくもあった。その結果、多重録音で30丁の三味線の重奏にしてみました。自分のほかに2人の津軽三味線演奏家(久保田祐司、新田昌宏)にお願いして重ね録りをしています。お琴の弦に変えた“ベース三味線”を作り、これを使ってもいます。

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蒼風
EMIミュージック・ジャパン TOCT-26304
1. 我風
2. 草原の彼方
3. 「風林火山」〜月冴ゆ夜〜
4. 天翔る鳥
5. 焔−ほむら−
6. 宵祭−よいまつり−
7. 月ぬ美らさん夜
8. 祝い歌〜天地開闢〜
9. 祈−いのり−
10. かごめかごめ
11. 蒼乱舞


公式サイト
上妻宏光 Official Website