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上妻宏光インタビュー[3]
||凜とした宝塚歌劇
−−宝塚歌劇を観たことは?
この仕事のお話をいただいてから、月組の「パリの空よりも高く」を拝見しました。

上妻宏光 −−「MAHOROBA」とはずいぶん趣の異なる作品でしたね
まず劇場そのものを見てみたかったということもあります。音響のクセによっては、高音に気をつけて録音しないとならない−−とか、実際にどう聞こえるかを考えないとなりません。もちろん生徒のみなさんがどういう表現をされるのかも実際に見ないと分からない。

−−感想は?
女性でありながら男役のみなさんは男らしさを確立している。また、僕らとは比べものにならないほど長期間公演でありながら、あの肉体的な強さ。集中力。それからお客さまのマナーも僕らのライブとはだいぶ違う。そこに歴史を感じました。歴史となにかしら凛とした空気を。

−−ご自分の音楽と舞台とが場面が一体になったのを観たのは
通し稽古のときです。いやあ、鳥肌がたったというか。緊張したし、感動しました。音だけではなく(生徒らによる)体の表現もそこにはあるわけで、実際の何倍もよく聞こえた。テレビの音声を消してCDをかけると、また違う世界を体験できたりする。そんな感じですね。

「天翔る鳥」を収録している最新アルバムが「蒼風」。民話・神話を題材にしている。韓国の5人組PURI、モンゴルの馬頭琴、インドのタブラ、さらには三味線の祖といわれる中東の弦楽器ウードなど、さまざまな国の楽器と競演している。

−−「蒼風」について
神話や民話を題材にした曲で構成しています。当初は和楽器中心で作る予定でしたが、神話などを調べるうちに三味線のルーツをたどったり。その結果、韓国さらには中東に至る幅広い世界の楽器演奏者に参加していただくことになりました。そうした国々と日本とは空でつながっている。そして風が文化を、音楽を運んでくれたのだ。そういう気持ちから「蒼風」という題名をつけました。



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蒼風
EMIミュージック・ジャパン TOCT-26304
1. 我風
2. 草原の彼方
3. 「風林火山」〜月冴ゆ夜〜
4. 天翔る鳥
5. 焔−ほむら−
6. 宵祭−よいまつり−
7. 月ぬ美らさん夜
8. 祝い歌〜天地開闢〜
9. 祈−いのり−
10. かごめかごめ
11. 蒼乱舞


公式サイト
上妻宏光 Official Website