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星組 柚希礼音:タカラジェンヌ 夢の軌跡
(3)好きなアンドレ役を2度も披露
4月16日(月)  大阪夕刊 by 平松澄子
王家に捧ぐ歌」の次に新人公演で主演したのが「1914/愛」(平成16年)のブリュアン役。お芝居に目覚めるターニングポイントになったという。

「ベルサイユのばら〜フェルゼンとマリー・アントワネット編」東京公演のアンドレ役
「ベルサイユのばら〜フェルゼンとマリー・アントワネット編」東京公演のアンドレ役
「バッチリお芝居をして、すっごく頭を打ったんです。それまでは楽しく楽しくやっている感じ。壁もまだまだ小さかった。でもあの作品以後は、毎公演が大きな壁で、悩みながらやっています」

もっとも、同作品の本公演では、併演のショー「タカラヅカ絢爛(けんらん)」で、当時の星組トップ、湖月わたると2人で踊った“ヘビのダンス”が大評判だった。舞台人として大きく飛躍する時期だったのだろう。

その後も新公主演は「花舞う長安」「長崎しぐれ坂」「ベルサイユのばら〜フェルゼンとマリー・アントワネット編」と続き、計5回経験した。「長崎−」だけは本公演で専科トップの轟悠が演じた江戸無宿の伊佐次役である。

「わたるさんが『新公は本役の人のものをたくさん盗むから、私以外の役もしてほしい』と言ってくださったんですが、本当にそうなれて、いっぱい勉強できました。本役さんのタイプが違うと勉強することも違う。日本物のお芝居だったので、轟さんには所作もすごく教えていただきました」

“ベルばら”は、入団3年目の「〜オスカルとアンドレ編」(13年)の新公で、初めての大役、アンドレに抜擢(ばつてき)された。2度目だった昨年の宝塚大劇場の本公演では衛兵隊士のアラン役、東京宝塚劇場の本公演ではアンドレとベルナールの役替わり、新公のフェルゼン役と、計4役を演じ分けた。

「宝塚が遠い存在だった入団前でも、“ベルばら”だけは知っていました。でも、新公時代のアンドレは芝居どころじゃなく、何もかも手も足も出ない感じで、真飛さん(聖=オスカル役)にはご迷惑をおかけしました。昨年の公演では、いろんな役をやれて楽しかったし、やはりすばらしい作品だと実感しました。アンドレとフェルゼンはどちらも悩むぐらい好きな役ですけど…アンドレがちょっと勝ちかな」

【2007年の柚木礼音の記事】
華やかな期待の大型スター:タカラジェンヌ 夢の軌跡(1)
ダンスが際立ち、着々と成長:タカラジェンヌ 夢の軌跡(2)
好きなアンドレ役を2度も披露:タカラジェンヌ 夢の軌跡(3)
スピード出世「憧れはトート役」:タカラジェンヌ 夢の軌跡(4)

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