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星組 柚希礼音:タカラジェンヌ 夢の軌跡
(4)スピード出世「憧れはトート役」
4月23日(月)  大阪夕刊 by 平松澄子
平成17年は、3月の宝塚バウホールのワークショップ公演「それでも船は行く」で主人公のジョニー・ケイス役を魅力的に演じ、9月には大阪のシアター・ドラマシティ公演「龍星」の李霧影役でダイナミックな立ち回りを見せた。

「ベルサイユのばら〜フェルゼンとマリー・アントワネット編」東京公演のアンドレ役
「Halleluiah GO!GO!」のデニス役
新人公演を卒業したあとの昨年5月には、バウ・ワークショップ「YoungBloods!!」に主演。第1部「彷徨の星くず」はバレエに命を賭けた旧ソ連のダンサー、チェリンカ役で、劇中で「ドン・キホーテ」を踊るシーンもあった。

「バレエを習っていたころに、その女側はよく踊っていたんです。男側は海外のダンサーの踊りをいっぱい見ていましたが、まさか私が男役で踊るとは思いもよらぬことでしたね。神経を張ってやりました」

第2部のショーでも得意のダンスを中心になって踊り、その存在感はグンを抜いていた。

本格的な主演作品が、今年1月のバウ・ミュージカル「Hallelujah GO!GO!」。1970年代のディスコサウンドにのって描く青春ラブストーリーで、ダンスに明け暮れる青年デニスを演じた。

「久々に踊りで苦戦しました。ディスコの音楽はよく耳にしていたけれど、踊るのは初めてで難しかった。でも、私は下級生のころから回転したり、飛んだりする振りが多かったので、男役なのに…という葛藤があったんです。それがこの作品では一切なく、自分では一番難しくて一番苦しかった場面を、いいとほめてもらって感動しましたね」

順調にスピード出世した柚希は現在、宝塚大劇場で上演中の星組公演(30日まで)から、新トップの安蘭けいに次ぐ2番手スターに成長した。これからの課題や抱負は?

「自分のことがわかってきたから、課題はいっぱいあります。今のうちにとうこさん(安蘭の愛称)の盗めるところは盗んで勉強したい。永遠の憧れの役はトート(エリザベート)。カッコイイと思う」

ひとつひとつを考えながら、ゆっくりとした口調で答えた。

大阪夕刊の連載「タカラジェンヌ 夢の軌跡」は今回で終了します。5月7日夕刊から新連載がスタートしますのでお楽しみに!!


【2007年の柚木礼音の記事】
華やかな期待の大型スター:タカラジェンヌ 夢の軌跡(1)
ダンスが際立ち、着々と成長:タカラジェンヌ 夢の軌跡(2)
好きなアンドレ役を2度も披露:タカラジェンヌ 夢の軌跡(3)
スピード出世「憧れはトート役」:タカラジェンヌ 夢の軌跡(4)
宝塚プライベートブック

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