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星組 柚希礼音：タカラジェンヌ 夢の軌跡
（１）華やかな期待の大型スター
大阪夕刊 by 平松澄子
成長著しい期待の大型ホープ。現在、宝塚大劇場で上演中の星組公演から、新トップに就任した安蘭けいに次ぐ、２番手スターの地位に昇格した。「ウーン、がんばろうと思います」とまだ、実感は薄いようだが、どこにいても目をひく華やかな舞台姿で、ハツラツとした魅力を発揮している（３０日まで）。
舞踊詩「さくら」では、「あこがれのチョンパで始まるので、目が開けられないくらいのまぶしさを毎回、経験できて幸せです」。節句人形の場ではお内裏さまにふんしてコミカルな味も見せ、フィナーレでは“トップ４”だけが着ている本物の高価な一竹辻が花の衣装で踊る。「すごーい。初めてのセリ上がりもあって感動してます」
ミュージカル「シークレット・ハンター」は、カリブ海を股にかける主人公の泥棒（安蘭けい）に、仕事を持ちかける情報屋のセルジオ役。「とうこさん（安蘭の愛称）を手の中で転がすような一枚上手の役。今の私たちの立場とは逆なので、難しいですね。カリブの原住民なので黒塗りで出てますが、カラッとした明るさの中に、いろんな国に攻められた歴史を背負う哀しさが出せたらなと。以前のショーの振付でお会いした、キューバのアルフォンソ先生が、すごく明るいのにシビアなきびしさがあった。そのイメージでやっています」と役作りはしっかりできている。
大阪府出身。９歳のとき仲良しの友達につられて、クラシックバレエを習い始めた。
「私、挫折症でそれまで、少林寺拳法やピアノなど何を習ってもすぐ挫折したのに、バレエは合ってたみたいでハマりました」
すぐに主役級でコンクールに出るなどメキメキ上達。当時から背が高いこともあって、しばしば宝塚受験をすすめられたが、中学時代までは全く関心がなかったそうだ。
「高校になって進学を考えたとき、私はニューヨークにダンス留学するつもりだった。ただ、両親は日本に居てほしかったみたいで、一度宝塚を受けてみたら…と薦められたんです」
【2007年の柚木礼音の記事】
華やかな期待の大型スター：タカラジェンヌ 夢の軌跡(1)
ダンスが際立ち、着々と成長：タカラジェンヌ 夢の軌跡(2)
好きなアンドレ役を２度も披露：タカラジェンヌ 夢の軌跡(3)
スピード出世「憧れはトート役」：タカラジェンヌ 夢の軌跡(4)
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| 一竹辻が花の着物で華麗に舞う「さくら」のフィナーレ |
ミュージカル「シークレット・ハンター」は、カリブ海を股にかける主人公の泥棒（安蘭けい）に、仕事を持ちかける情報屋のセルジオ役。「とうこさん（安蘭の愛称）を手の中で転がすような一枚上手の役。今の私たちの立場とは逆なので、難しいですね。カリブの原住民なので黒塗りで出てますが、カラッとした明るさの中に、いろんな国に攻められた歴史を背負う哀しさが出せたらなと。以前のショーの振付でお会いした、キューバのアルフォンソ先生が、すごく明るいのにシビアなきびしさがあった。そのイメージでやっています」と役作りはしっかりできている。
大阪府出身。９歳のとき仲良しの友達につられて、クラシックバレエを習い始めた。
「私、挫折症でそれまで、少林寺拳法やピアノなど何を習ってもすぐ挫折したのに、バレエは合ってたみたいでハマりました」
すぐに主役級でコンクールに出るなどメキメキ上達。当時から背が高いこともあって、しばしば宝塚受験をすすめられたが、中学時代までは全く関心がなかったそうだ。
「高校になって進学を考えたとき、私はニューヨークにダンス留学するつもりだった。ただ、両親は日本に居てほしかったみたいで、一度宝塚を受けてみたら…と薦められたんです」
【2007年の柚木礼音の記事】
華やかな期待の大型スター：タカラジェンヌ 夢の軌跡(1)
ダンスが際立ち、着々と成長：タカラジェンヌ 夢の軌跡(2)
好きなアンドレ役を２度も披露：タカラジェンヌ 夢の軌跡(3)
スピード出世「憧れはトート役」：タカラジェンヌ 夢の軌跡(4)
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