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花組 壮一帆:Stars of 宝塚
同期生にはいい意味で負けていられない!
   TVnavi 3月号 文/萩原万貴枝 写真/中川容邦

昨年末の雪組公演を最後に花組へ組替えになった男役スター・壮一帆。雪組の貴重な戦力として6年近くを過ごした後、故郷・花組へ活躍の場を移す心境は?

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「雪組で新人公演の主役やバウの主演をさせていただいて下級生や上級生の方とも密に過ごせた時間が多かったので、その分、思い入れが深くなっていましたから、千秋楽が近づくにつれてさすがにさびしかったです。主演の朝海ひかるさんの退団公演で雪組を離れたわけですが、朝海さんは主演お披露目からさよなら公演と最初から最後までご一緒させていただいた初めての主演男役なので、余計に感慨深いです。また、ちょうど他の組の同期(蘭寿とむ遼河はるひ)もそれぞれが組替えをし、いい意味で負けていられないなと思います。ここはもうひとつ気をひきしめて他の同期に遅れをとらないよう頑張っていかなければなって。花組は全く知らない組ではないですが、かえってそこに甘えないようにしたいと思います。花組時代の新人公演で一度だけ春野寿美礼さんの役をさせていただいたことがありますが、春野さんは今では花組を背負っていらしゃる方。とにかく足を引っ張らないように、雪組で修行したものをそれなりにかたちにして、花組の戦力になれるよう頑張りたいです!」

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今年は男役12年目。大きく力強い瞳のパワーは強力、表情豊かで舞台の上でも一際目を引く存在。二枚目然としたノーブルさに関西人ならではのコメディーセンスも光り、三枚目の魅力も十分なスターだ。

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「男役10年と言われる世界で、やっと男役として立てるようになり、その基礎の上にどう色づけをしていくかが今の課題。ショーについては、花組の上級生でいらした真矢みきさんや愛華みれさんのエンターテインメントぶりを思うと自分はまだまだだなと思う。芝居では、『この役は自分に合わないかな?』という役にもチャレンジしていきたいです。それこそコメディー一色の役であったり、反対に悪に生きて悪に死ぬ、みたいな真っ黒い役であったり」

因みにオフでは「舞台のことを考えて、体作りに専念したい。あとは海外旅行! 私、海外に行くというだけで元気になるんです。一人で動き回って現地の人と交流するのが楽しいんです。次はオーストラリアかドバイかアフリカに行きたいですね!」。

壮一帆のTV Check!
人に勧められて見て最高に楽しかったのが「チンパンニュース」(CX)! ここ近年で最高、大ヒット! ゴメスのアテレコ、すばらしすぎる。テレビは見ていてハッピーになるものがやっぱりいいですね。


雑誌「TVnavi」では、花組宝塚大劇場の3月6日15:00公演S席のチケットのプレゼントも実施。また、壮一帆サイン入りポラロイド写真のプレゼントも!



【2007年の壮一帆の記事一覧】
タカラジェンヌ 夢の軌跡

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公演詳細は公式サイトをご覧ください

そう・かずほ 8月7日生まれ。兵庫県出身。1996年『CAN−CAN』で初舞台後、花組に配属。2000年『源氏物語 あさきゆめみし』新人公演・頭の中将を好演。2001年、雪組に組替えとなり、『愛燃える』で新人公演初主役。2002年、バウ『ホップ スコッチ』で立樹遥、音月桂と共にバウ主演。2004年、バウ『送られなかった手紙』で単独初主演。2006年の全国ツアー『ベルサイユのばら』ではアンドレ役を熱演した。やってみたい役は『白い朝』の栄二。洋物だったら「なかなか縁がない作品なんですけど(笑)、『エリザベート』のルドルフ!」

花組公演に出演!
グランド・ロマンス
明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴
〜江戸川乱歩作「黒蜥蜴」より〜
原作の時代を戦後に移し、憂いを秘めた名探偵・明智(春野寿美礼)と変貌自在に姿を変える女賊・黒蜥蜴(桜乃彩音)のスリルに満ちた物語を展開。三島由紀夫版とは違う結末へ―。 脚本・演出/木村信司

ショー
タキシード ジャズ
1920年代から1950年代のハイソサエティーが生きていた時代のアメリカを表現した大人っぽい瑞々しい魅力いっぱいのショー。 作・演出/荻田浩一

宝塚大劇場 2月9日〜3月19日 東京宝塚劇場 4月6日〜5月13日

TVnavi 3月号ではこのほか、俳優、山本耕史の連載「ちょっと休憩しませんか!」に雪組トップスター、水夏希がゲストで登場。山本とトークを展開しています。お見逃しなく!!

Tvnavi3月号