宝塚歌劇団は10日午前11時から東京・丸の内の東京會舘で月組公演「ミュージカルロマン『大海賊--復讐のカリブ』」(監修・柴田侑宏、作演出・中村暁)「グランドショー『ジャズマニア』」(作演出・三木章雄)の制作発表を行った。
紫吹淳のトップ就任公演であり、入団3年目で娘役トップを務めることになった映美くららとのフレッシュなコンビによる新生月組の最初の公演となる。
会見には紫吹、映美のほか植田紳爾・宝塚歌劇団理事長、それぞれの作品の演出家である中村、三木が出席した。
「ふたりでそろって人前に出るのはこれが初めて」(紫吹)。新たな決意を象徴させようという紫吹の発案でそろって白い服装で出席した紫吹と映美。
紫吹は「『大海賊』は海賊の世界という、男の物語。男役を主役にすえた力強いダンスを中心に、そこに彼女(映美)が登場して明るくなるような作品にしたい」と抱負を語った。
記者会見もまた初めてという映美は「いつまでも新鮮で可能性を感じていただける存在になりたい」と初々しいあいさつ。
会見後は、2人で『大海賊』の主題歌「心がふるえるとき」も披露し、早速息の合ったところを見せた。
公演は8月18日から9月24日まで東京・日比谷の東京宝塚劇場で。10月27日から11月18日まで全国13カ所で行われる。
石井健@産経新聞Web編集部
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 | 会見中、笑顔を交わす紫吹淳(右)と映美くらら |
|  |  | 紫吹がマイクをとるのを手伝う気遣いを見せた映美 |
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