SUMiRE STYLE    010710    

舞台が好きという気持ちをいつも胸に    映美くらら
月組「大海賊」「ジャズマニア」制作発表[3]


 映美くららです。初めての組で、このような立場を与えていただいて、ほんとうに、毎日とても、緊張しているのですけれども、不安もいっぱいありますけれども、明るく前向きに月組のみなさんと、そして紫吹さんと、いい舞台を作っていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

Q   紫吹さんについて


 紫吹さんは学年も上級生で、私なんかほんと、おそれおおかったんですけれども。

 舞台に関して真剣な方だという印象がずっとあって、私も宝塚の舞台が好きで入ったので、このような機会を与えていただいて夢の舞台を作っていきたとい心から思っていますので、何色にでも染まれる相手役になりたいと思います。

 紫吹さんからは熱いものを感じます。いろいろな“色”をもってらっしゃる方で。


Q   娘役トップへの抜擢を知ったときはどう思いました


 みなさんに発表された前日にいわれて、正直、ほんとうにびっくりしました。思いもしないことで、不安というか、おそれ多いというか…。


Q   どういう役者を


 新鮮で、可能性を感じさせる人になりたいです。この人はこういう人だといわれるのではなく、いつも新しい自分を発見し続けたいです。とくにだれかのようにということではなく、可能性を秘めた人でありたいと。


Q   宝塚は


 紫苑ゆうさんの「若き日の唄は忘れじ」を大劇場の2階席で見たのが最初でした。中学3年生の修学旅行で。

 高校2年生のときに音楽学校に入りました。クラシックバレエをちっちゃいころから習っていましたから、ダンスの経験はいちおう。

 舞台経験はまだあまりないのですが、でも、踊ること自体が好きなので、どんな場面でも踊っていられれば幸せ。自分ではダンサーだと思っています。

 ただ、入団する前はショーが好きだったんですが、自分でお芝居をするようになってからは芝居の場面が好きになって。


Q   『大海賊』におけるエレーヌという役については


 貴族の娘で海賊に出会う。自由になりたくてなれない人が自由に生きている人に出会います。出会ってから心の変化があると思うんです。それまで自分の意志で動いたことのない人が人生の変わる出会いをする。そのあたりの心の動きとか。

 いつも役作りをするときは、私ならどうするかを照らし合わせて考えます。


Q   ご自分の性格を分析すると


 プラス思考ですね。悩んでも立ち直りが早いかな。基本的には舞台が好きだという気持ちをいつもここ(胸)に抱いていきたいです。


石井健@産経新聞Web編集部    




やや緊張、しかし意外と落ち着いていた映美くらら=東京會舘
紫吹淳と『大海賊』の主題歌「心がふるえるとき」を歌った映美くらら=東京會舘
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