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西山瞳インタビュー［１］
||クラシックからジャズへ
大阪音大短大部ジャズピアノクラスで学んだ。演奏活動は在学中から行っていた。
高校２年生まではクラシックの勉強をしていたが、突然、ピアノを弾くのがいやになった。そんなときにジャズピアノのＣＤを聴いた。
「これはもう、ジャズを弾かなくてはという気持ちになったんです」
聴いたのはビル・エバンスの「アンダー・カレント」とチック・コリアの「ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス」という作品。ともにジャズピアノの巨人の有名作だ。ただし、かなり難しい内容のものでもある。
「『アンダー・カレント』は完璧に“ジャケ買い”でしたね。チック・コリアのほうは帯に『名盤』と書いてあった。実はそれだけの理由で買いました」
ところが、魅了された。
「父がジャズを聴いていましたが、管楽器の入ったものばかりでしたので、ピアノ主体のジャズを聴いたのは初めてでした。おもしろかった。クラシックをやっていた経験も関係しているのではないでしょうか」
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