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西山瞳インタビュー[5]
||ねえさん、がんばる
生まれは長崎だが育ちは大阪。

「あ〜、ライブのしゃべりの部分には“なにわっこ”の部分が出ますね。それとけっこうきっちり曲を作っても、最後は適当でええやんと思ってしまうのは、大阪の血のなせるわざか、O型のせいか」

西山瞳それだけではない。なにわっこのど根性も持ち合わせている。

このところ、自分と同じように独自のスタイルを貫く女性ピアニストたちの活動の場を広げる運動に奔走している。このインタビューの前日も、大阪でイベントを行ったばかりだった。自分を含めて3人の女性ピアニストが出演する企画。会場の予約から受け付けまで八面六臂の活躍だったそうだ。

「けっこう楽しんで、やっていますよ。知ってもらうべき人に知ってもらえたらお客さんは来るはずなんです。ただ、一途にやっている演奏家には“営業”ができない。それなら一緒にやったらいいやんって。そうしたら、客席も女性ピアニストだらけになりました」

頑固一徹に自分のスタイルを貫こうとするのは、男性よりも女性の演奏家のほうに多いともいう。

「このイベントは続けます。年に2、3回できたらいいかな。私は自分で思っていたより早く世の中に出ることができた。応援してくれた人、お世話になった人が大勢います。だから何かを還元しないといけない。情けは人のためならず−−じゃなくてはならない。自分が動いた分だけ何かが帰ってくるんですよ。とにかく動き続ける。止まったら死にます、私。ハハハハ。いま、関西では私のあだ名は、“ねえさん”になっています。ねえさん、ちょっとがんばろうか、みたいなところもあるんですよ」

昔から、面倒見がよかったのか。

「そういえば、高校時代のあだなもねえさんでした。妹がいるから、実際ねえさんです」と笑う。

CDのきわめてクールな音と違って、本人はハートの熱い、なにわのねえさんなのだ。




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CDジャケット
メニー・シーズンズ
Spice of Life/SOLJP0005 ¥2520
1 Flood
2 Many Seasons, Many Scenes, Many Sorrows
3 Sakira
4 Al
5 Before Night Falls
6 Sneaking Around
7 Loudvik
8 Waltz
9 Hermitage
10 Innertrip

ライブ
「Many Seasons」発売コンサート 12/4(火)東京・Musicasa
12/5(水)横浜・上町63
12/27(木)東大阪 Cross Road 12/30(日) 神戸 Creole
詳細は公式サイトで

公式サイト
こちら