星組「エル・アルコン−鷹−」「レビュー・オルキス−蘭の星−」制作発表
青池漫画でダーティー安蘭!
速報
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宝塚歌劇星組「グラン・ステージ『エル・アルコン−鷹−』」「グラン・ファンタジー『レビュー・オルキス−蘭の星−』」制作発表が18日、東京都内のホテルで行われた。
会見には制作関係者らのほかトップスター安蘭けい、娘役トップ遠野あすか、男役、柚木礼音が出席した。
「エル・アルコン−鷹−」は、漫画家、青池保子の同名漫画と「七つの海七つの空」の2作を基に演出家の齋藤吉正が再構成する。

ともに16世紀後半を舞台に複雑な生い立ちの英国貴族ティリアン・パーシモンが主人公。野望に燃え、スペインに亡命するティリアンは、ダーティーな主人公。
演出家の齋藤は「中世欧州が舞台のコスチュームものですが、宝塚では珍しいダーティーヒーローもの。原作を読むとその悪行、冷酷さに、逆に美しいまでの美学を感じさせる。そこに共感しました。強さ、冷たさ、男の生き様を演じられるのは、今のトップスターの中では安蘭だけ」と、漫画の舞台化について説明する。
会見に出席した青池は「ふつうの少女漫画をかいてきた私がはじめて“キャラ萌え”したのが、このティリアン。作家として転機となった作品です」と思い入れを披露するが、「観客のひとりとしてワクワクする舞台が見られたらいい」と期待を寄せていた。

安蘭は「原作のイメージを壊さず、美しく情熱的な悪の美学を演じたい。『龍星』(2005年)もアンチヒーローものでした。実はあのときも、なぜこういう人物が主人公なのか分かりませんでしたが、主人公が抱える心の傷を深く表現すれば、魅力的に見えるのではないかと考えました。今回もティリアンの生い立ちを研究し、いかにワルいけれどすてきだと思っていただけるかが勝負じゃないかと考えています」と、役作りについて話した。
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