花組東京公演「エリザベート」始まる
春野寿美礼会見
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舞台けいこ後、会見した春野寿美礼=東京宝塚劇場 |
みなさん。あけましておめでとうございます。新年早々舞台に立てるのがいちばんの喜びで、ついで、これが東京でのトップ就任お披露目であるとか、「エリザベート」を演じることができるといった思いがあります。
−−すでに宝塚大劇場での公演を終えていますが、東京公演はなにか違いが?
(脚色・演出の)小池(修一郎)先生も毎日のようにけいこ場にいらして、かなり練り直しました。大劇場のときよりもさらに中身の濃い「エリザベート」になっていると思います。大鳥(れい)は、これがさよなら公演ということもあって、すべてをふっきったようにエリザベートになりきって演じています。本来は(トップスターとして)私がひっぱっていく立場なのですが、大鳥についていこうというのが正直なところ。ですが、組の出演者全員が醸し出す雰囲気を明確にしたうえで舞台を作り上げたいとは考えています。
−−「エリザベート」の上演は、宝塚としてはこれで4度目になるが
いままで3人がトートを演じたわけで、つい自分のトートを見失いそうになりますが、私はただひたすらエリザベートを追いかけて、追いつめるトートをやりたいと思っています。
−−東京でのトップ就任お披露目になりますが
練り直したことでいくつかの課題をまだ乗り越えられていないのですが、本来の自分の色が出るようにやりたいです。
−−トップといわれることには慣れましたか?
しばらくは呼ばれても「だれのこと?」という気分でしたが、いまはもう自分なのだと「ハイ!」と答えられる勇気はあります。
−−ところで、お正月らしいことはなにかされましたか?
久しぶりに実家に帰りまして、もう“スカステ”(スカイステージ=CS放送の宝塚歌劇団専門放送チャンネル)三昧でしたね。
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