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星組 柚希礼音
星組男役二番手として威風堂々
TVnavi 9月号 text by 萩原万貴枝/Photo by 中川容邦
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９月は日生劇場公演『Ｋｅａｎ』へ出演。実在の天才役者エドモンド・キーンを専科の轟悠、キーンのパトロンでもあり友人、果ては恋敵にもなるプリンス・オブ・ウェールズを柚希が演じる。宝塚の機関誌「歌劇」では毎年、トップの男役を囲んだ初舞台生座談会のページがあるのだが、１９９９年発行のそれには、轟のすぐ横で初々しく微笑む柚希の顔が見える。あれから９年。この２人がガッチリ組んだ舞台が見られるとは…！
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「初舞台の時の主演の方というのは神様みたいな存在なんです。それに、轟さんの男役を追及する姿を心から尊敬しているので『Ｋｅａｎ』で毎日近くでお芝居をさせていただくというこの状況は、本当に夢のよう」『シークレット・ハンター』のカリブの男・セルジオ役では黒塗りで「グラシアス！」のセリフが直球ど真ん中ストレート的に似合った濃い男を好演したが、『Ｋｅａｎ』では一転、正統派のプリンス役。
「まさに“王子様”。金髪にして赤い軍服も着ております。今まで演じたことがないような役ですし、シェイクスピア関係の作品も初めてなので、私にとっては挑戦になりそうです」
★ ★ ★
５月に元星組トップ・鳳蘭さんや麻路さきさんらによるレビュー『ドリーム・オン！』を観る機会があった柚希。星組公演と時を同じくして「クンバンチェロ」の歌で盛り上がるシーンもあり、大先輩たちのそのパワフルなステージに「ツレさん（鳳）もマリコさん（麻路）も、もう、本当にかっこよかった！ 宝塚にもう一組あるかのような迫力でした。男役としての見せ方など、とても勉強になりました！」とビンビンに刺激を受けたよう。最後に、『ドリーム・オン！』終了後、故郷・星組の観劇に駆けつけたマリコさんからメッセージ！
「ちえちゃん（柚希）の成長著しい姿に感激しました。今、歌劇団生として目まぐるしく変化して行く時期に突入し、本人も充実感、達成感に包まれ始めたと思います。そういう時だからこそ、スタートは今だとあらためて思って頑張って欲しいです！ 自分の持ち味を最大限使って魅せられる魅力的な男役スターになってほしいし、たくさんの引き出しから毎回新しい魅力を出して楽しませて欲しい！ それが客席から応援している私の希望です！ いつも見守っています。頑張って！」
柚希礼音のTV Check
今お気に入りなのは「人志松本のすべらない話」！ 昔からダウンタウンさんは好きなんですけど、この「すべらない話」も面白い。東京公演中は、朝の「わかってちょーだい！」（ＣＸ系）を見ることも。ちょっとでもチャンネルをあわせてしまったら目が離せなくなるから、朝の準備ができなくなって困る。同期とこれを見て朝から号泣したことも。
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ミュージカル Kean ９月１日〜23日：日生劇場 作詞・作曲／ロバート・ライト ジョージ・フォレスト 脚本／ピーター・ストーン 潤色・演出／谷正純 19世紀に英国で活躍した天才的なシェークスピア俳優エドモンド・キーン（轟悠）の、「自分自身」と「役者」の狭間で揺れ動く姿を描く。1961年にブロードウェイで開幕。柚希にとって初の海外ミュージカル。 7月29日より前売り発売開始！ 阪急電鉄 歌劇事業部 TEL03・5251・2071 
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