春風亭栄枝の洋楽de一席
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春風亭栄枝の洋楽で一席
「浮世根問」とシンディ・ローパー
アット・ラスト なにはともあれ、紀子さま。おめでたいですね。寄席ではへそ曲がりの落語家仲間も喜んでいます。私もご隠居さんとハっつぁんがおめでたい話をする「浮世根問(うきよねどい)」をやりました。

「どうして嫁入りっていうんです?」
「おヨメさんに目がふたつある。おムコさんにも目がふたつ。だから四目入りだ」

「どうして奥さんって呼ぶんです?」
「子供を、ずうっと奥のほうでお産するからオクサン」

松竹梅がなぜめでたいか、ご隠居さんが教えてあげる。つまり梅は女性。実が多くなることから子宝に恵まれるように。そしてその実は酸っぱい。夫を好(酢)いて心変わりがありません。都々逸に「シワの寄るまで、あの梅の実は、味も変わらず好(酢)いのまま」。なので、女性の顔にシワができると梅干しばあさん。

どうぞ紀子さまに楽しい笑いと、音楽を。

何度か来日もして日本でも人気のあるシンディ・ローパーのアルバム「アット・ラスト」はどうでしょうか? すばらしい歌声で往年のスタンダード曲を歌い上げています。

「バラ色の人生」や「アンチェインド・メロディー」。日本では尾藤イサオでヒットした「悲しき願い」など。永遠のジャズの名曲「明るい表通りで」まで歌っているのはうれしくなっちゃう。

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profile
しゅんぷうてい・えいし
落語家

東京都豊島区出身。
昭和32年3月 京華高等学校卒業
昭和32年10月 8代目春風亭柳枝に入門
昭和34年12月 同師匠没後8代目林家正蔵に移門「林家枝二」
昭和35年8月 二つ目昇進
昭和48年3月 真打ち昇進
昭和57年1月 師匠彦六(正蔵改め)死去
昭和58年7月 7代目春風亭栄枝を襲名

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