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「浮世根問」とシンディ・ローパー |
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なにはともあれ、紀子さま。おめでたいですね。寄席ではへそ曲がりの落語家仲間も喜んでいます。私もご隠居さんとハっつぁんがおめでたい話をする「浮世根問(うきよねどい)」をやりました。
「どうして嫁入りっていうんです?」
「おヨメさんに目がふたつある。おムコさんにも目がふたつ。だから四目入りだ」
「どうして奥さんって呼ぶんです?」
「子供を、ずうっと奥のほうでお産するからオクサン」
松竹梅がなぜめでたいか、ご隠居さんが教えてあげる。つまり梅は女性。実が多くなることから子宝に恵まれるように。そしてその実は酸っぱい。夫を好(酢)いて心変わりがありません。都々逸に「シワの寄るまで、あの梅の実は、味も変わらず好(酢)いのまま」。なので、女性の顔にシワができると梅干しばあさん。
どうぞ紀子さまに楽しい笑いと、音楽を。
何度か来日もして日本でも人気のあるシンディ・ローパーのアルバム「アット・ラスト」はどうでしょうか? すばらしい歌声で往年のスタンダード曲を歌い上げています。
「バラ色の人生」や「アンチェインド・メロディー」。日本では尾藤イサオでヒットした「悲しき願い」など。永遠のジャズの名曲「明るい表通りで」まで歌っているのはうれしくなっちゃう。
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