SUMiRE STYLE


伊織直加のコレ、聴きま専科 最終回
永遠の選曲

なおちゃん −−今回は?

ライオネル・リッチーのライブ盤「アンコール:ベスト・ライヴ」(ユニバーサル)。「セイ・ユー、セイ・ミー」など懐かしいなと思いました。

−−ほかにもいろいろとヒット曲満載ですね。ライブ盤ですか。

ええ、観客が一緒に歌っているのが、コーラスのようにきれいなのにびっくり。その温かさは、まるで宝塚のお客さまみたい。

−−宝塚のお客様は温かいと

はい。外部出演すると分かるんです。宝塚のお客さまは温かい。

−−次はなんですか?

「HITS NOW 1」(東芝EMI)。

−−これは洋楽の最近のヒット曲を集めた編集盤ですね。

エルビス・コステロの「スマイル」がとてもいいんです。

−−チャールズ・チャプリンが彼の名作映画「モダン・タイムス」のために作った主題曲に後年、歌詞がつけられた有名な歌ですね。

ライオネル・リッチーもそうですが、古くても良い歌はいつ聴いても良いし、いつまでも残るのだということを再認識しました。ほら、私、どちらかといえば勢いのある音楽を好んで聴いていましたが、退団(来年6月)を発表してふと肩の力が抜けたのか、ちょっと聴くものが変わったみたいですね。

−−なるほど。ところで、この連載も今回で最終回になります。ありがとうございました。

読者のみなさま、これまで私の選曲におつき合いいただき、ありがとうございます。良い歌が永遠に良いように、退団した後「宝塚には伊織直加がいたな」と皆さまから永遠に“選曲”してもらえるよう私もがんばります。退団後の来年8月、大阪・梅田コマ劇場の「キス・ミー、ケイト」出演も決まりました。

−−男役としての最後を飾る来年の宙組公演を楽しみにしています。ところで、もう1枚おもちですね。

スマイル・dk「ゴールデン・スカイ」(同)。これ、「ど〜も、ど〜も、ど〜も」という日本語の歌が最高。聴いていると自然に笑顔になって元気が出てきます。きっと私は寂しくなったら、この歌で笑顔を取り戻します! 



sumire memo
12月26日(木)東京朝刊
interview & photo by 石井健

ライオネル・リッチー ライオネル・リッチー
「アンコール:ベスト・ライヴ」
ユニバーサル/UICL-1027
\2,548
spacer.gif
「HITS NOW 1」
東芝EMI/TOCP-67073
¥2,600
HITS NOW1
spacer.gif
1227smiledk.jpg スマイル.dk
「ゴールデン・スカイ / Golden Sky」
東芝EMI/TOCP-66121
¥2,548
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